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2014.04.27 初陣。
4月25日、サッカーチーム"Blue Samurai"が発足した。



いつも一緒にサッカーをする仲間の中に、ただ集まって試合をやって終わりでなく、しっかりとしたトレーニングするチームを作ろうと真剣に考えていている人がいた。

彼と何度も意見交換し、毎週の活動・集まるメンバーも大分顔見知りになり、皆その意見に賛成であることがわかってきたので、これなら行けるかもと思い、この間先日近隣国に出張した際にユニフォーム15着・サッカーボール3個を買ってきた。

まず、これをどう「運用」するか、彼と徹底的に討議した。


「欲しい人とか自分の中の良い人、気に入った人に渡して、その人はハッピーになって、それで終わり」という方法は絶対に嫌だった。そして相当な準備・人選・アイデアの説明をしない限りそうなるのが明白だった。

じっくりと話すためにユニフォーム・ボールを持って彼の家に行き、アイデアを細かく説明した。
幸いなことに新品のユニフォームとボールを見た彼の喜びはぼくの想像以上で、その場で2時間にわたって計画を話し合った。


*ユニフォームは彼が毎回持参し、試合後に回収し、彼が洗濯を担当する。ボールも同様に彼が管理。
*チーム名を付け、選手リストを作る。
*チームに加入する人は、一ヶ月に1ドルを払う。これは別に会計担当を決めて管理。ボールや物資の購入、トーナメント等参加費用、ユニフォームの洗濯などに充てる。


大きくはこんな感じで、そんなの当たり前と思うようなことばかりだけど、これをこの国で実践するのは本当に難しいこと。これをうまく実行するために、細かいことを徹底的に話し合った。

例えば、お金の集め方。1ドルといっても大金なので、負担にならないように毎回15セント程度を集めて、毎回参加する人は月1ドル前後になるようにするというアイデアも考えたが、「お金を出した人はそのお金が無駄にならないように必ず参加する」という観点から、一括1ドルに決定。回収を月初めに行い、「その月分の集金」とすることで、その選手はその月必ず参加するモチベーションが生まれる。逆に、ただ遊びに来ている人は、1ドルの負担はせずに帰っていく。

負担はあれど、それ以上に、「ユニフォームがあり、ボールがあり、名前があり、定期的に活動するチームに所属している」という、この国ではめったに得られない喜びの方が大きい様。そしてたまったお金を有効に使って、チームの物資を充実させていけば、そのお金が自分たちに還元されているという実感も沸くはず。これはこの国では残念ながら滅多に起こりえないことで、この実感を持たせてあげるのが僕の個人的な使命の一つ。


ユニフォームひとつとっても、毎回グラウンドに持っていくユニフォームは10着のみとし、試合でプレーしている選手(ゴールキーパー以外)のみが着用することにした。盗難を避けるためと、よりユニフォームのブランド力を高めるためでもある。

その他にも、子どもたちが「ただ集まって試合して終わりではなく、しっかりした活動をするところなんだ」と思ってもらえるような工夫・説明の仕方を十分考えた。

そして、参加有望な選手、フォーメーション、今後どういう練習をするか…深夜まで話し合い、次の日の初練習を迎えた。



初めての統一ユニフォームを着ての試合(普段は一方のチームが裸になり、シャツ有り・無しで仲間を識別する)、試合自体は0-1で負けたけど、試合前後に皆に説明した結果、8人がその場で1ドルを払い、今後の参加を約束した。

この国の人、とくに子どもが「前金で1ドル払う」ということは、逆に今後の参加は間違いない。


これから、今日は1ドル払えても来月また払えるか、今は始まったばかりなので大丈夫でもずっとお金や物資の管理がうまくいくか、などなど心配ごとはまだまだあるけれど、楽しみの方が断然多い。


大会への登録、個人成績(ゴール・アシストの記録)の管理、ユニフォームへの名前・背番号の付着(これにたどり着けばその選手には一生モノの宝になる!)、上だけでなく短パン・ソックスの色の統一、写真撮影、Aチーム・Bチームの分類、週末の試合…

彼らに夢を見させてあげられるアイデアがまだまだある。

ユニフォームとボールの費用、いわば「初期投資」は120ドル余り。
これをもとに、これからは彼らが「自前」でチームを運営していく。

国際協力じゃないけど、たったこれだけの初期投資で、あとは彼らのモチベーションとイニシアチブで物事が運営できることを、是非示したい。

(逆に、物資を子どもたちにばらまくだけだったら、何も残らない。ユニフォームは誰かの服となり、ボールは壊れて終わる。)



そして自分自身は、援助の世界でいう、ドナーであり、プレーヤーであり、被援助者であり(自分もそのチームでプレー)、その運営を手伝うするマネージャー。



楽しみすぎる!



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